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マイノリティ



LGBTという言葉をよく耳にするようになりました。
いわゆるレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(性同一性障害)の総称で、性的マイノリティのことです。
たとえばゲイというだけで気持ち悪いと避けられたり、侮蔑的な扱いをされたりといった差別を解消していこうというものです。男同士のカップルを笑いのネタにするのは昔からあります。私もそういうお笑いを見ても普通に笑っていた1人です。でも、確かにゲイの人から見たら自分が生まれつき持っていたものを笑われているということですから耐えられないことでしょうね。
※こういった性癖が生まれつきかどうかははっきり断言できません
でも、振り返ってよく考えてみると、私たちマゾヒストやサブミッシブもマイノリティです。特にM女性よりもM男性は、侮蔑的な目で見られることが多いです。
私個人の経験を振り返っても、猥談が始まると、みんなの話題と自分の内部に抱えているものに乖離をいつも感じていました。まあ、表面上は話を合わせていました。こんな自分の本性をみんなに知らせてしまったらどんなことになってしまうのだろうか・・・周囲の女性からは相手にされないばかりか陰でバカにされるのだろうか。男として一段低く見られ、嫌がらせなどされるのではないだろうか。そんな自分が社会生活をまともに送っていけるのだろうか?やっぱり死ぬまで誰にも知らせずに生きていくしかないのだろうと思いました。
今、やっぱりほとんどの周りの人には自分の性癖を知らせることはしていません。(ゲイやレズビアンなどをカミングアウトした人はすごいなって思ってしまいます)

ここで改めて考えてみると、マゾヒストは、なぜLGBTのように社会的に認知されないのだろうか?と疑問を感じました。
でも、この疑問にはすぐに答えが出ました。
マゾヒストたちが認知を訴える運動など聞いたことがありません。それをしないから認知もされないのでしょう。
でも、ここで次の疑問です。なぜマゾヒストを性的マイノリティとして認知しろという運動が起こらないのでしょうか。
私の個人的考えですが、一つは社会的に肩身の狭い思いをすることはあっても「法的な権利」が絡んでくることが少ないからでしょう。同性婚を認められるか認められないかで大きく変わってきます。そういうはっきりとした問題がはっきりとクローズアップされると世論は不公平是正へと動くものなのだと思います。
もう一つは、マゾヒストたちが、自らの心理、欲求を他の人々に理解させるのがあまりに困難であることを感じ、初めからあきらめてしまっているというのがあると思います。
私たちは女性に鞭で叩かれたりヒールで踏まれたり、言葉で辱められたりすることを自ら望みます。しかし、職場で差別的な扱いを受けたら抗議するし、レストランでウェイトレスが横柄な態度で接客するならそれに腹を立てます。この違いが他の人にはわかってもらえないのではないかなと思うのです。
私たちは紛れもなくマイノリティです。でも今後も理解され、市民権を得ていくことはないのではないかと思います。それぞれがひっそりとその欲望を処理していくことになるのでしょう。ネットの世界で同じ性癖同士、互いに気持ちをシェアし合いながら。
そういう意味ではネットがあるってありがたいなってつくづく思います。

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自分が引いたカード



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今日はちょっと重いことを書きます。

最近思ったこと。
大阪で悲惨な事件が起こりました。2人の中学生が男に拉致され、無残に殺されました。動機はまだはっきりとはしていないようですが、どうやら猟奇的な殺人事件のように思われます。
猟奇的な殺人事件は昔から何度も繰り返し起こっては、その都度社会に衝撃を与えています。特に幼女の連続殺人事件には胸が痛みます。営利目的や怨恨などの原因が考えられないこのような犯行を行うのは、多くの場合、異常な性欲を持つ、性的な変質者です。犯罪に関する本を読むと、様々なこうした事例が記されています。女性を殺して、その死体とセックスする変質者もいました。次々とサディスティックな方法で人を苦しめながら殺しては、それを夜思い出してマスターベーションにふけるという残忍なサディズムを持った犯人もいました。または成人ではなく幼い少女を陵辱することで興奮する変質者も。
彼らは生まれつきなのか、後天的なものなのか、とにかく異常性欲を持つ者です。それを自分の中のファンタジーで抑えきれなくなってしまい、それを行動に移してしまったのです。言い方を換えるなら、残忍な犯行に及んだのです。もしも彼らがごく普通のノーマルな性欲を持っていたなら、ファンタジーが抑えられなくたって、普通に彼女を作っていちゃいちゃ楽しめたかもしれません。または、風俗で抜くことだってできたでしょう。でも、彼らが自分の中に持っていたものは、絶対社会とは相容れない、社会からは受け入れられないものです。
そう考えると、加害者、犯人もまた哀れな悲しい存在に思えます。
彼らは悲しい「変態性欲者」だといえるでしょう。
ある意味、自分との共通項を感じます。自分も「サブミッシブ」「マゾヒスト」というノーマルでない性欲を持った者です。変態性欲者であることには変わりはありません。
でも、自分の中のファンタジーを抑えきれなくなったとしても、それを行動化したとしても、社会の中で害をなす存在になることはありません。他人のあざけりを受けることはあっても、少なくとも犯罪者となり、他人を傷つけ、悲しませることはありえません。
自分は変態であっても、まだ幸せだったのかもしれないと思います。
これって、なにかすべての人が、神様の手から1枚ずつカードを引いているような気がしてきます。そのカードは、「ごくノーマル」とか「ロリコン」とか、「年増好き」とか、「ゲイ」とか、「マゾ」とか書いてあって、それがその人の性的嗜好を決定づけるカードになってしまう。そんな中でも「屍姦」とか、「極度のサディズム」とかは最悪のカードでしょう。彼らはそんなカードを引いてしまったのではないでしょうか。
被害者や家族の気持ちを想像すると、暗澹たる気持ちになります。自分だったら気が狂ってしまうのではないかとすら考えます。でも、同時に加害者にも同情を感じてしまう自分がいます。
かつて、自分の性癖に悩みました。普通のセックスにあまり興奮できない自分を悲しく感じました。でも、なぜか性的にもわりかし満たされて、家族と普通に社会生活を営めています。
自分の引いたカードはそう悪くないカードだったのかも・・・
自分はまだ幸せな変態なのかな?と思います。


トレンド?

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はやりやトレンドといったものはあまり好きな方ではありません。
でも、この15年ぐらい、FemDomの世界での変化や流行といったものはなんだろうか?と、ふと考えてみました。
鞭打ち、スパンキング、強制女装、CBT、拘束、ストラップオンプレー、家事奴隷化、スカトロ・・・等々、昔も今も好む人は好む、好まない人は好まない、マニアの世界ですから変わらず続いています。
しかし、ここ10年15年ぐらいで画像などをチェックしてみると、目立って増えてきたものがあります。男性の貞操器具です。
もともと貞操帯というものは存在しましたが、「帯」と、腰に装着するものは、衛生面なども含め、長期着用には適さないものでした。しかし、CB2000など、アクリル製の局部のみを覆うタイプの貞操器具(chastity device)が登場すると「貞操器具の中に男性器を閉じ込めてしまう」という支配は現実のものとなります。
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男性は射精できないフラストレーションに悩まされるようになり、男性の性衝動そのものを利用した女性の支配が多くのミストレスとサブミッシブ男性を魅了しました。激しさはないですが、責めの厳しさとしてはかなりのもので、男性を奴隷化する方法として最も効果的だといわれています。
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男性はキーホルダーの女性には絶対に逆らうことができないというわけです。
さらには、男性器を貞操器具の中に閉じ込め、射精はおろか勃起もできない状態にしたまま、女性器への奉仕をさせるというプレイ。
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セクシュアルな行為をしながらも男性としての楽しみ、喜びを奪われてしまうのですから。残酷な責めです。でも、そうされていることに喜びを感じてしまう矛盾した楽しみでもあるのです。
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さらには口や貞操器具をはめられた股間の上にディルドーを装着され、それを女性器に挿入することを命じられるというプレイもあります。男性はなんの快感もありません。それどころか、ペニスを性的快感から隔離されてしまっています。「もうおまえのペニスは必要ないのよ」という屈辱的なメッセージが込められたプレイです。

そして、ここ数年目立ってきたのは、貞操器具に閉じ込められた男性器を刺激して弄ぶプレイです。貞操器具をはめられたペニスの感じやすいところを指や舌などでチョロチョロ刺激してやると、男性器は大きくなります。
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しかし、貞操器具に閉じ込められている男性器は、大きくなることができず、興奮すればするほど痛い、苦しい思いをすることになります。悶絶ものです。
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貞操器具のまま激しく刺激され、十分勃起できないまま射精してしまったという体験手記もあります。ほとんど快感がなく、ひたすら苦しい中でだらだらと垂れ流す感じだということです。
貞操器具がフラストレーションで男性を責める器具というだけでなく、直接男性器をいじめる道具になりつつあるようです。
これからは、DL2000のように、貞操器具と電気ショックを組み合わせたようなものがもっと普及してくるのではないかと思います。
なお、昔に比べて陰部を剃毛しているサブミッシブ男性が増えているように感じますが、貞操器具装着がしやすいという理由も大きいのではないかと思います。
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剃っちゃう



陰毛の剃毛
エロチックですね。
エロチックなだけでなく、陰部を無防備に晒してしまう心理的な効果も大きいです。
今回はそんな画像を4枚。
あちらの画像を見ていると、最近は責められる男性が剃毛されているものが増えてきている気がします。
男性の体が剛毛に覆われているのは、それだけで女性に脅威を与えます。ドミナントの女性にすればそれをきれいさっぱり剃ってしまいたくなるのは当然のことです。
ツルツルの無毛にされた男性器は、滑稽で、女性に弄ばれる格好のおもちゃになってしまうのです。
最近では、貞操器具を装着するのに毛が引っかからないように剃毛するというのも増えています。
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体験談の中から剃毛の心理的効果がよく表れている部分を引用します。


妻は私に、私が以前、寝室で倒錯的なことも試みてもいいと言ったことを思い出させました。そして彼女は、私をベッドの上に仰向けに縛り付けました。
彼女はバスルームに入って、そして火のように赤いローブを着ました。 彼女は革ブラジャーとパンティーを見せるために前を開きました。そして彼女はつま先がとがった、4あるいは5インチのヒールの、セクシーなくつをはいていました。 彼女はセクシーで素晴らしかったです。
彼女は1缶のひげそり用のクリーム1パックのかみそりを取り出しました。
彼女は次に、私のペニスとボールのすべての陰毛をそり落としました。。 彼女は私の腿と足、同様に私の胸毛をそりました。 これはおそらく1時間を要しました。しかし、彼女がひげそり用の クリームがたっぷりとついた手で私のコックを繰り返ししごいたときは、たまらなくすてきでした。

私をそり終わったら、今度は羽毛の刷毛で、体中を刺激しました。 私は非常に興奮していました。 彼女は私の体のいたる所キスして、私の乳首をしゃぶって、そしてかんで、そして私をクライマックスのぎりぎりのところまで追い込みました。
それから彼女はベッドから私を解放して、そして、私が私のそられた体をよく見ることができるよう、大鏡の前までつれてきました。
私は自分自身の姿にショックを受けました。 こんな風に私自身が無毛であるのを見ることは奇妙でした。 私は、正直なところ、無防備にされた感じがしました。私は自分の裸にこんな風に感じたのは初めてでした。

妻は、私がもう男ではなく小さなぼうやだとからかい始めました。 彼女は、ツルツルになった私の肌をさすりながら、私が少年のように見える、そして、私がめめしいぼうやに見えると言いました。 私は非常に興奮していたので、私は彼女にそんな風に言われても気になりませんでした。 もし彼女が性的でない雰囲気で私をこう呼んでいたなら、私は怒鳴り返していたことでしょう。 でも今回はちがいました。

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夫を剃毛した妻の手記からもちょっとだけ引用してみます。

昨夜、私は、手をトムのボールから離すことができませんでした。
無毛になった彼の陰嚢の感触は、毛に覆われていたそれとはまるで違うものでした。
私は寝室で女王のように腰掛け、夫は全裸になって私の前に立ちました。
私は彼の手を首の後ろで組ませ、脚を広げさせて、彼のボールを入念に点検できるようにしました。
点検は、私が考えていたよりも遥かに長い時間になりました。
私は彼の睾丸を握り(もちろん軽くです)指で転がし、陰嚢を引っ張り、先走り液をしたたらせる先端に指と爪を走らせ、最後は茎の根本をギュッと握りました。

男性の持ち物をこんなに愛おしく思って、そしていたぶってくれたらすてきだなあと思ってしまいます。
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コミュニケーション


この画像、ちょっと気になりました。
たぶんD/sセッション、プレイの後かなという感じ。
2人とも激しいプレイで満たされたという感じじゃないですね。
男性の方は、手で股間を覆ったままちょっとうつむき気味で,やや沈んだ様子。
女性の方はたばこを吸いながら、そんな男性の落ち込みに付き合っているみたいです。
プレイが終わって女性の方は着替えちゃったんだけど、男性がそのままで動かないんで
「ちょっと、どうしたのよ。」と声をかけたのかもしれません。

あるFemDomサイトからお借りしましたが、全くエロチックなスリルも興奮もない画像です。
これってある意味、D/s、あるいはSMプレイの「裏側」じゃないのかなっていう気がします。

無防備になった男の全身に鞭を振るい、股間をいたぶり、顔面をヒップでつぶして・・
のたうち回り、苦悶にあえぐ男の姿に、いつしか女も興奮し、熱く燃えてくる。

でもこれって純粋に「サディズム」なんだろうか?
女を興奮させ、燃えさせているのは、そのうちの何パーセント、あるいは何十パーセントは、
「相手が欲するものを与えている」「相手の心を満たしてやっている」
という、実はサディズムとは対極ともいうべき感情なのではないかと感じられるのです。
ドミナあるいはサド女性というのは、心の中にいじめたい気持ちと喜ばせてあげたい気持ちの両方をミックスして持っているのではないでしょうか。その混合の比率は人によって違うのでしょうけど。
体験談などでは、妻が自分の夫をいたぶり、辱める様子を詳細に紹介しながら、「夫はこうされるのが好きなのです」といったことを強調するパターンが実に多いです。

この写真、この女性はきっと
「ねえ、もっと激しくやって欲しいの?いいわよ。でも、だいじょうぶなのね。」
とか、
「ボール蹴り、きつかったかしら。次はちょっと加減してあげるわよ。」
てなことを言っているのかなあなんて想像してしまいます。
たまにはこんなコミュニケーションが必要なんでしょうね。

新年はじめから、こんな事をネタにするのもなんともいえないですね(笑)

子供問題



子供を持った夫婦がFemDom関係を持つためにはどうしたらいいのか。
子供の前で夫が妻にお仕えして、お仕置きを受けるなどということをしたら、子供に対して悪影響が出るのではないだろうか-当然みんなそういったことを考えるでしょう。
体験談の中には、子供を巻き込んで、女性主導の家族を作っているなどというものもあります。子供のうちから「女性の優越」を教育しているという体験談も以前訳したことがあります。
私個人としては、そういう考えには全く同意できないと考えていました。サディズム、マゾヒズム、あるいはドミナント、サブミッシブ特性が、養育、環境の影響を受けうるものだとしたら、親はそのような影響を断じて子供に及ぼすべきではないと強く思いました。
Female Dominationの大家、エリスサットン女史はどう考えているか、彼女のQ&Aコーナーにそれが書かれていました。


子供たちを育てながらFemDom 結婚生活を送ることについての質問

Q. エリス、私はあなたのプロフィールページであなたが子供たちを持っていないことに気付きました。 夫と私は10歳と6歳の2人の子供を持っています。 あなたは子供たちがいる状態で、どのように女性の支配ライフスタイルを送ることができると思いますか?

A. あなたがあなたの子供たちを、夫婦間の様々なセクシュアルな、支配的な活動にさらすことなく無垢な純粋さを守りながら育てることは重要です。 あなたはあなたの子供たちが普通に育つことを保証しなければなりません。子供たちが大きくなって、見たことについて感情的に処理することができるようになるまで、あなたはそれから守らなければなりません。 だから、子供たちがいないとき、あるいはあなたたちが子供たちのところから離れたときだけ自分たちのD&Sライフスタイルを実践してください。あなたは隠れてこっそりプレーすることになるでしょう。

私はあなたのすべてのD&Sのための道具、衣類などのために、錠がかかるトランクを購入することをおすすめします。それがしっかりと錠がかかることを確認してください。そして子供たちが絶対に見つけないところに保管してください。 そして、子供たちが親類や友人たちの家に行ったときがプレイタイムとなるでしょう。 それはすべてのカップルが子供のいないところでセックスをしようとするのと同じことです。 もし子供たちが隣にいるなら、プレイは差し控えましょう。彼らはあなたのところに入ってくるかもしれません。 あなたがトランクを開いて、そしてプレーする前に、彼らがその晩家に帰って来ないことを確認してください。

子供を持たないカップルよりも、あなたたちのプレイタイムはずっと重要です。 妻は、このプレイタイムの間に、夫の完全な服従を確かなものにしなければなりません。この時間の間に、子供たちがいるときの夫の態度をしっかりと教え込んでおくのです。 そして、彼に必要な家事をすべて命じておくのです。

もし妻が賢く彼女のプレイタイムを使うならば、子供たちの前で、夫に彼女に敬意を払わせることができるし、すばらしい父親にさせることもできます。 もし、彼が子供にしつけることで、彼女が気に入らないことがあったら、彼女はプレイタイムの間にそれを修正させることができます。 これは子供たちの前でほとんど口論が起こらなくなることを意味します。平和で仲のよい一家になるに違いありません。 やがて子供たちが大きくなり、独り立ちして引っ越していったなら、あなたたちは自由にD/sの関係を持ち、楽しむことができるようになるのです。 その時まで、どうか、子供たちを大事にして、守ってください。くれぐれも慎重に。



この人は社会人としてきわめてまともな感性と常識を持っていると思います。
D/sは、2人の大人の同意の上の楽しみなのです。
やはり断じて子供を巻き込むべきではありません。
その範囲でも、それなりに2人で楽しむことはできますね。
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挿入行為

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よく体験談などで、夫をすっかり奴隷化した妻が、もう夫と挿入行為のあるセックスはしないことにしたというケースを見ます。妻はもっぱら夫に口唇奉仕をさせ、それで頻繁にオルガスムを得ます。一方の夫は、週、あるいは月に1,2回、妻の許しがあったときだけ、妻の目の前でマスターベーションを許される、または、妻によって屈辱的な方法によって射精させられるのが多いです。
FemDomカップルではこういうケースはけっこう多いようです。
中には、妻は夫とのセックスはやめて、夫に見せつけるように他の男とセックスをするというケースもあります。
実際の話、女性は挿入されるよりも口唇奉仕の方がよりオルガスムを得やすいといわれています。女性の立場からすると、支配者としてひたすら自分の性的快楽を追求すると、もはや挿入行為は必要なくなってしまうということなのでしょう。
「セックスは女性の喜びのためのもの」という考え方を徹底するとこうなるのだろうけど、ここまでなるのはいやだなあと思いました。いくらサブミッシブとはいえ、そこまで女性中心、男性無視にしてしまって楽しめるものなのだろうか?と疑問に感じていました。
しかし、最近見方が変わりました。
夫に挿入のセックスをさせないというのは、一方的な女性側の勝手な考えというよりも、むしろ男性側のニーズに基づいたものである場合が多いのではないかということです。
サブミッシブ/マゾヒストの男性にとって、セックスの挿入行為は、必ずしも性的に興奮するものではない場合がかなり多いと思われるのです。
 ミストレスリリーのインタビュー記事から引用してみます。

リリー:興味深いのは、私の夫が性交に興味を失い始めたということです。 私たちはさほど頻繁にやっていたわけではありませんが、彼はそのたびに失敗するようになりました。 彼は非常にサブミッシブにあることに慣れたので、彼は支配的な役割には入れなくなっていたのです。彼の心の中では、性交は女性を支配する役割と感じていたのです。 幾度ものStrap-onプレーが、彼の精神を変えたのです。彼は挿入されることを好みました。 彼はもう女性に挿入することで歓びを感じませんでした。
(http://kaisub.blog.2nt.com/blog-entry-31.html 参照)

挿入行為は、マゾヒスティック、あるいはサブミッシブな行為とはいえません。たとえ女性上位で行ったとしても、むち打ちや辱めを受けているのに比べればずっと穏やかで普通の行為です。マゾヒスト/サブミッシブは被虐や屈辱といった心理的な要素に反応するので、興奮が冷めてしまうのです。
だから、挿入する快感よりも、挿入をさせてもらえないという屈辱の方にむしろ感じてしまう男性が多いと考えられるのです。
むしろ女性の側に挿入行為がなくなったことを物足りなく感じる人が多いようで、そういう場合、他の男性とセックスをするということもあるようです。ただし、こういう「寝取られ」行為をする場合でも、多くの場合、夫の側がその屈辱を楽しんで、大いに興奮している場合がほとんどです。それを夫が楽しまない場合は、奥さんの側で無理にそれをすることはあまりないようです。
結局、どんな過激なD/s関係でも、お互いにパートナーを満たし合っているということがいえるのではないでしょうか。

「ドM」考



もうずいぶん前のことになりますが、あるテレビ番組で、元スピードスケート選手で金メダリストの清水宏保さんが、「スピードスケートのアスリートはみんなドMです。」と言っていました。
ものすごいトレーニングで自分の体をいじめ抜くんだそうです。だからドMだということでした。

私の感想・・・それは違うな。
それはMとは似て非なるものです。自ら被虐を求めるということは同じです。でも、決定的な違いがあります。
苦しいことが快感といっても、それがセクシュアルな快感と結びついたものではなければMではないでしょう。それは必ずしもその場で勃起しているかどうかということではありません。たとえば貞操器具で勃起を完全に押さえ込まれてしまっている人は勃起はしません。できないのです。それでも、心の中で感じているものは性的興奮のよじれたものです。
清水さんが言う快感は、長距離選手が苦しいのに走り続けていると気持ちよくなってくるという「ランナーズハイ」と同じ種類のものでしょう。
苦しい、痛いことをよくされたりとか、よくやられる、いじられる人をすぐに「M」といいますが、多くは本当はMではないと、私は思っています。
鞭打たれて快感なのは、鞭打たれる状況、無力な立場の自分を、これでもかこれでもかと思いしらされることに感じているのではないでしょうか。つまり、肉体的苦痛が、自分の中で心理的苦痛、屈辱に変換されて興奮しているのがマゾヒストなのではないかと私は思います。
だから、ドアに指を挟んだり、転んで膝を打って痛い思いをしても興奮することはありません。偶然股間を打っても痛いとは思っても、勃起することはありません。
職場で上司に叱られても頭には来ても快感とは思いません。でも、それが女性の上司だったとしたら、そこに何らかのセクシュアルな想像が入り込み、ちょっぴり興奮してしまうかもしれませんね。

豹変



男性と女性の性欲には大きな違いがあります。
どちらも性的な刺激で興奮が高まり、絶頂に至ることは同じなのですが、
男性の場合は、女性とは違って高まった性的な興奮が、オルガスム、射精を境に急激に低下するのです。
たとえるなら、山の高みに登って、絶壁からまっさかさまというところでしょう。
これは女性にはあり得ないことです。
思いっきり射精したとたんに、たった今自分が抱いていた女性への関心が、急に醒めてしまい、そっぽを向いてしまいたくなるのですから困ったものです。大人の男性は、あからさまに態度には出さないよう努力はするでしょう。でも、まだロマンチックなムードの中にいる女性を置いて、セクシュアルな行為からはさっさ取っ手を引いてしまう男性はやはり多いでしょう。よくカップルで女性が性的に不満を持つのはこの男性の豹変ぶりによるものです。
これは、女性と男性のD/sセッションでもやはり大きな問題となります。
女性に責められて、「絶対服従いたします。」「あなたの奴隷です。」といっていた男が、絶頂を迎えて白い液を噴出してしまったとたんに、「今までのおれはなんだったんだ」とばかりに急に気分がしらけてしまい、ご主人様にお仕えするのがえらくおっくうなことになってしまいます。
ドミナント女性からすると、これはまったくおもしろくないことです。ついさっきまで心から服従し、ひれ伏していた男が、急に態度が変わって、ちょっと横柄で不機嫌そうになるのですから。
女性の側だけでなく、男性の側でもこれは辛いことです。誠実なサブミッシブ男性は、オルガスム後のしらけた醒めた気分の中でも女性に精一杯の服従をしようと努力します。射精直後のD/s行為は、はっきり言ってぜんぜん楽しくないです。むしろ苦痛ですらあります。性的興奮の伴わない苦行だと言えるのではないでしょうか。
そんな状況で屈従している自分に、次第に少し興奮できるようになってきます。それは性欲動が少し回復してきたということなのでしょう。
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こういう男性の性質を知っている女性は、できるだけ男性のオルガスムの回数を減らそうとします。レディ・ミサトは妻が夫を思い通りに操るテクニックの中で、次のように書いています。

夫は性的にクライマックスを迎えて満足してしまったとたんに、妻と約束したこと、家事仕事やその他の取り決めを忘れてしまうかもしれません。または、意識的にそれらを反故にしようとするかもしれません。(中略)
夫の妻への服従をより確実なものにするためには、夫の性欲を妻が管理する必要があります。男性は性的に完全に満たされてしまうと女性にサービスしようという気持ちは極端に低下してしまう傾向があります。そこで、妻はできるだけ夫に性的なクライマックスを与えずに、ぎりぎりまでフラストレーションを与える必要があります。


これがFemDomカップルに置いては一番いい方法なのかもしれません。射精管理は、射精というご褒美を人質にして服従を迫ると同時に、男性をよりサブミッシブな状態に保ち続けるという、二重の効果もあるというわけです。
でも、男性にとって、これは本当に辛いことですから、かなりの覚悟がないとできないでしょうね。
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危険な関係



今回はまじめに、考えたことを書こうと思います。
私は、FemDomに限らず、D/sは、一種の「変態行為」であると考えています。なぜなら、生殖という生物学的な目的を指向した行為(つまり挿入のセックス)以外で性的興奮を得るからです。
まあ、変態かどうかは今回はどうでもいいのですが、D/s(支配/服従)の関係というのは、非常に危険をはらんだ関係だと思うのです。なぜなら、1人の人間が自分の権利と自由を放棄して、他の1人の人間にゆだねてしまうからです。その関係のアンバランスさにスリルを感じるのがサブミッシブというわけですが、それは常に危険な行為であることは間違いありません。
もしもドミナント側の人間が邪悪な意図を持っていたとしたならば、サブミッシブは防ぎようがありません。体に重大な損傷を負わされるかもしれないし、社会的な名誉を故意に傷つけられるかもしれません。はたまた財産を奪われることになるかもしれないのです。よく、体験談に、「財産をすべて妻名義にし、給料はすべて妻の口座に振り込まれ・・・」なんていうのもありますが、考えてみればこれは相当危険な冒険ですね。
絶対的な信頼関係、愛情関係が前提になっていなければ、D/sはとても危険な関係だと言えると思うのです。

D/sの危険性のもう一つ。
それは、精神的に健全であるかどうかです。
D/sは、一種の変態行為であったとしても、「健全なメンタルを持つ人のみに許される変態行為」だと言えると思うのです。たとえば、ドミナが変な妄想にとりつかれていたとしたら、そんなドミナに鞭打たれるのを想像しただけで身の毛がよだちます。虐待されて育ち、ゆがんだメンタリティを抱えたドミナに責められて、本当に殺されかねません。
また、D/s関係で夫婦をやっていくのだとしたら、人格的にちょっと異常を抱えたミストレスワイフの言動にもの申すことができないとしたら、まともな社会生活も破壊されてしまいます。
世の中、D/sとはまったく関係ないところでも人格的にちょっとおかしい人がけっこういますから。

D/sは、一方的な関係の中で歓びを共有するというのが大前提になるのだと思います。
健全に「SM」「D/s」しましょう。
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Author:kaisub
既婚のサブミッシブ(M)男性です。

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