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M男とS女のくいちがい



ここのブログは「カップル、夫婦によるFemDom、またはFLR」というのをテーマとしています。それに関して思うこと、感じることを書いてみたいと思います。

今回はFemDomの場面での男女のくいちがいについて。
M男性の多くの人は、ある勘違いをしているように思います。実は、自分も以前そうだったのですが。
それは、自分が責められて興奮している時は、パートナーも責めて興奮しているのではないかと思ってしまうということです。
M男性はいじめられて、または責められて性的興奮を得ます。同じようにS女性も男性をいじめて性的興奮を得ているのだろう・・・と考えたくなるのですが、実際、そこのところは微妙に違っていることが多いようです。
夫婦、カップルによるFemDomについてのガイドをKindleで、単語翻訳のお世話になりながら、5,6冊読みました。読んでいるうちに、男性側とは若干違う女性側の心理が理解できてきました。著者のミストレスたち(なぜか著書はみんな女性です)は、男性を責めることによる自らの性的な興奮には言及していません。「満足」「楽しい」ということは言っても、「興奮」とか性的高ぶりに直結するような表現には全くなっていないのです。
M男性はS女性ならば男性をむち打つことで興奮して濡らしているのではないかという思いを持ちがちですが、その責めるという行為そのもので性的興奮を感じる女性はきわめて少数のようです。
ここまで読むと、「Mの夫とSMプレイを楽しんでいる奥さんもそれなりにいるだろう?」と反論される方もいるでしょう。
もちろんそのような場合は、女性も楽しんでいます。喜びを感じています。
しかし、女性がSMプレイで感じている喜びは、かなりの場合、純粋な加虐の喜びとはいえないようなのです。多くの女性の喜びは、次のように考えることができます。
まず、Mの夫を感じさせている、喜ばせているという満足感、愛情の充足感があります。こういう女性は、寝室で夫が望むような女王様になろうとします。夫を喜ばせるために革のセクシーな衣装に身を包み、恐ろしげな様子でムチを振るいます。自分がSの役割に入ることでMの夫との一体感を感じ、それに性的な喜びを感じる女性もいます。
もう一つは、自分の優位な立場、思い通りに相手を扱える万能感、優越感をプレイの中で楽しんでいるという要素があります。女性がSMプレイの中で「楽しい」と純粋に感じるのはこの心理状態になる時が多いようです。特に女性は男性に比べて社会的に不利な立場に置かれたり、男性に遠慮しなければならないといった心理的制約を感じることが多いので、そんな思いから解放される楽しみ、喜びを特に感じるのではないでしょうか。
それ以外にも、いたずらっ子のように相手にいたずらや悪さをしてからかって面白がる気持ち、または普段許されないことをやれる痛快さなど、人によっていろいろな要素がミックスされていると思うのですが、やはり男性が感じている性的興奮とは若干違っているものだと思います。もちろん純粋にそれに興奮する女性も少数はいると思います。しかし、ドミナントの女性の手記でも、ほとんどの場合性的な興奮を感じ、オルガスムに至るのは、責めている時ではなく、男性による口唇奉仕によってです。
このM男とS女のくいちがいを理解していないと、FemDomカップルはうまくいかないと思います。また、満足する関係になっていかないのだろうと思います。

ちなみに、FemDom関係、またはFemDomプレイを行っている夫婦、カップルでは、ほぼ9割くらいは男性の方からカミングアウトして、それに女性が合わせるというパターンです。性的欲動に突き動かされているのは男性の方で、女性はそうではありません。支配的な女性の手記の中には、「夫が私にD/sを紹介しなかったら、私は一生ごく普通の妻としてバニラなセックスをして満足していただろう」と書いている人もいます。女性はけっこう柔軟性があり、気持ち次第では男性の性癖に合わせられる方が多いようです。

男性が、女性に自分のM性をカミングアウトするのだったら
パートナーの女性を大事にし、思いやり、心から愛して、彼女が「自分をこれほど愛してくれるこの人を喜ばせるためなら、Mの性癖を満たしてあげよう」という気持ちになってくれるように持って行くことが成功の秘訣なのではないでしょうか。
もっともそこまでやってもあくまで拒否する女性はいると思いますが・・・
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何パーセントが



こんなことを書くのは久しぶりなのですが。
ふと思います。
日本人男性の,いったい何パーセントがM/サブミッシブなんだろうって。
国勢調査ではもちろんこんなことは調べません。(調べるわけありません)
民間の調査だってそんな調査は見たことがありません。あったとしてもお話にならないくらい信頼性は低いでしょう。
そもそもそんな調査をしても正直に答える人なんてどれだけいるのでしょうか。
マーケットのデータとしての利用価値はあると思いますが、いかんせん調査のしようがありませんね。
同時に知りたいのは、夫婦でSMプレイ(もちろん妻がS)をやっているなんていう夫婦がどれだけいるか。24/7の夫婦がどれだけいるか。
こちらはもっと調査不能だと思います。
どのくらいの男性がM/Subなのか。
今推測できるとしたら、SMクラブ、中でも「女王様」タイプのプレイをするクラブの数から考えて推測してみることかなと思います。それなりに数はありますよね。もちろん普通のソープなどの風俗に比べるともちろん絶対的に少ないですが、でも、一定数はしっかりあります。きわめて当てにならない予想ですが、全男性の10%弱ぐらいはいるのではないでしょうか。

以前、ここで書きましたが、マゾヒスト(サブミッシブ)というのは性的マイノリティだと思います。LGBT以上のマイノリティではないでしょうか。なぜなら同性愛以上にカミングアウトしにくいと思うのです。また、カミングアウトしても理解されないことが多いと思います。
たとえばアメリカの大統領候補が「自分はゲイだ」と言ったとします。そのことで選挙は不利になるでしょう。同性愛でない人は、この自分と違う性癖に好感情は持たないでしょうから。それでも、表面上それを批判しません。批判しようものなら、世論に「マイノリティへの差別だ!」袋だたきにされるでしょう。さらには、それを公にした勇気をたたえる人もあるでしょう。ある意味プラスに作用する部分もあるかもしれません。
しかし、もしも、「自分は性的にサブミッシブだ。」と公言したら、どうなるでしょう。まず、世間の冷笑を浴びます。大統領としての資質も疑われるでしょう。それだけで「頼りない」「自己主張なんてできないだろう」「女性団体の言いなりになるに違いない」「むち打たれたら何でも言いなりになってしまうのではないか」「外交でも相手国にいいようにやられて喜んでいるような男だろう」などと、軽蔑されることでしょう。
実際は、サブミッシブはひざまずいたりいじめられ、やっつけられて興奮したりするのは特定のパートナー(またはクラブの女王様)だけで、自己主張もけんかもするのですが。そんなことは理解されないですね。
おそらく今後も理解されることのないマイノリティとして存在していくのだと思います。

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kaisub

Author:kaisub
既婚のサブミッシブ(M)男性です。

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