Predominantのインタビュー記事からです。Mildred女史へのインタビューです。彼女はサンフランシスコで活動していたドミナトリックス(日本でいう女王様)で、自身も結婚し、FemDom結婚生活を満喫しています。インタビューはかなり長いのですが、その中で結婚に関する部分だけ抜粋して訳しました。結婚生活とFemDomについてちょっと考えさせられる部分がありますので。
Predominant :あなたの結婚について話をしましょう。 あなたはどのようにあなたの夫に出会ったのですか? あなたは サンフランシスコにいた頃彼と出会ったのですか?
Mildred:いいえ、私はラスベガスに引っ越して、そしてそこで彼に会いました。彼は実業家でした。彼はで私のD&Sに関するバックグラウンドについては全く知りませんでした。でも、私は彼からすぐにサブミッシブのにおいをかぎ取りました。私はたしか3回目のデートの時に、それを彼に告白しました。そして彼に、女性に支配されることを夢見たことがあるかどうか聞いてみました 間違いなく、彼は私がそのことに触れたら固くしていました。彼はそれいらいそのことに抵抗しようとしませんでした。
Predominant:彼は以前、サブミッシブとしてどんな経験を持っていたのですか。
Mildred:なしです。 彼はそれまで一度も Dominatrix に会ったことさえありませんでした。でも、彼はそれを望んでいたのです。彼は汚れない状態で、そして私はそんな彼を訓練し始めました。
Predominant :あなたはどのように彼を訓練しましたか?
Mildred:女性化、調教、家庭内での隷属、金銭面での支配、辱め…その他です。
Predominant :金銭に関する支配は結婚する以前からですか?それとも結婚後に行われましたか?
Mildred:結婚前です。 私は彼が私への献身表すことを期待しました。 私はゆっくりと始めました。私流のやり方で、彼の金銭に関する支配への抵抗を徐々に排除していきました。しかし、同時に、私が彼の信頼を裏切らないであろうということも示していったのです。 それは両方向に通った道路のようなものです。 ひとたび信頼関係ができあがってしまうと、私たちは結婚し、関係は、より深いレベルに入っていきました。
Predominant :手短かにあなたの FemDom 結婚を説明してもらえますか?
Mildred:私の夫は1週間に60時間、神経を使う仕事をしています。 しかし、家にいるときは、彼は私の奴隷です。 彼は女性化されて、そして家庭的で従順になりました。 彼はまだわずかに反抗的な面を持っています。彼は大きなことについては、決して正面から私に反対はしないのですが、しかし彼は少し私に楯突いて、叩かれることがあります。 私は彼の人生のすべてのエリアを支配します。そして私はすべての家計を思い通りにします。
Predominant :彼が大きなことは受け入れる、しかし少し楯突くことがあるということについて、詳しく教えてくれますか?
Mildred:もし私が彼に、私たちが新しい自動車あるいは新しい家を買おうと言うなら、彼はほとんど従いますが、まれに反対することもあります。 しかし、私が彼に早くベッドに行くよう命じるなら、彼は小さないたずら坊主のように、おとなしく従います。 そしてヘアブラシがすっきり解決してくれるのです。 私はいつものお仕置きセッションが、彼の反抗を減らしたことに気付きました。 私は初期のトレーニングで私が考えていた以上に彼に多くのスパンキングや鞭打ちを与えました。しかし、それは彼を彼をより従順にしました。 私はストラップ -オンか、またはもっと軽い懲罰を使いたいと考えていましたが、彼が反応したのは叩かれることだったのです。 それは彼を従順にし、そして満足できる幸せなサブミッシブの世界に導くのです。
Predominant :あなたはあなたの夫がブーツ変態であると言いました。 それはあなたにとってどう感じますか?
Mildred:彼は私の履いているブーツをなめるのをそれは好みます。私のプッシーをなめるのと同じくらい。 その熱心さ、情熱はちょうど同じくらいです。だから私は、彼をブーツ変態と呼ぶことにしたのです。strap-onが、男性を従順でおとなしくするという体験談は多いのですが、すべてではないようです。人それぞれとしか言いようがありません。
夫婦関係でのFemDomで最も難しい面の一つ、金銭の支配があります。
欧米のFemDom夫婦、カップルではよく「結婚契約書」とか、「奴隷契約書」とかいったものを作ります。お互いの身分や権利、服従の義務などを文書にして同意するものですが、その中には大抵
私はすべての法律上の権利を委譲し、そして金銭、不動産等はすべて彼女の所有となります。私の月給は彼女の口座に振り込まれることになります。なんていう一文が入ります。
妻がすべてを握り、自分は何も持っていないという状態にサブミッシブ男性は興奮し、高ぶります。私も、自分をその立場に当てはめて想像すると、思わず興奮してきてしまうのを認めないわけにはいきません。(同時につらいのもわかっていますが)
この種の契約書というのは現実に法的効力はどこまであるのかというのは疑問があります。でも、金銭資産に関することは訳が違います。
固定資産や銀行口座を実際に妻名義にしてしまったとすると、万が一、離婚ということになった時は、自分は無一文で放り出されることになるのです。
ミルドレッド女史は、お互いの信頼を確かなものにすることと、金銭の支配は両通行の道路だとたとえていますが、よほどの信頼感なのだと思います。
それより恐ろしいのは、女性の側が、意図的に財産奪取を目的にサブミッシブ男性に近づいた時です。もしそんなことが起こったら、大きなニュースになると思いますので、おそらくまだ起こってないのだと思います。
FemDomでは、女性がすべてを握り、支配している、男性は無力でひたすら服従するしかない・・・というのを実感するのが楽しいものです。しかし、同時に1:1の対等の関係であることも必要です。
それをどう整合させていくのか、難しいところだと思います。