新年にふと考えたことなど・・・
ブログを何年続けてきたんだろう。
90年代、ネットでSM、それも女性S、男性Mを扱ったサイトを探して見るようになりました。だいたい忘れてしまいましたが、Bondage Paradise とか、Mistress Cafe とか見てました。でも、女性支配のSMに関しては、あちらの方が圧倒的な情報量があることをまもなく知り、英語が堪能ではないながら、海外のサイトに目がいくようになりました。"Akasha's web" "Mule's Barnyard" "Amity's world"なんかをよく見ました。その中でも、Muleの、"The Domination Of Jason"を訳して読んだときは衝撃を受けました。翻訳ソフトの珍妙な日本語と原文を照らし合わせながら読むのでそれはもう骨が折れましたが、ひどく興味を引かれるものでした。
内容は、主人公アンという女性が、自分とろくにセックスしてくれない夫ジェイソンが自慰をしている場面を見つけてしまうところから始まります。失望したアンは隣人の幼なじみデビーにそのことを相談します。デビーはアンに、ジェイソンを自分の思い通りの男に変えていくためのテクニックを伝授します。デビーのインストラクションのもと、アンは彼を誘惑し、性的にメロメロにし、お預けを食わせ、性的にコントロールして、最後には完全に支配してしまうというものでした。
夫婦関係の中で、普通の妻が夫を支配していくといったテーマは日本には全くないものだったので、新鮮で、また、衝撃的でした。この話を読み、もうひとつ新鮮だったのは、拘束や鞭打ちといったプレイよりも、支配ということがメインテーマになっていることでした。
掲示板などでも夫婦の体験談などが多いのにも驚かされました。
国内のSMは風俗が圧倒的に主流で、たまに個人的つながりの主従関係に関する情報はあっても、家庭内でのSMについての情報はほとんどない状況で、私個人の興味はどうしても海外に向きました。私自身結婚している身で、どうしても家庭内で楽しみたいという強い願いがありましたから。
2000年代になって、女性による支配、特に夫婦関係において、いかにFemDomを楽しむかというアドバイス、インストラクションを行うサイトが次々と現れるようになりました。(というか、私が発見したというのが正しいかも)
代表的なものとして "Elise Sutton's Female Supremacy Page"や、Lady Misatoの"Real Women Don't Do Housework"などがあります。特に、エリスのサイトはQ&Aコーナーが充実しており、体験談も豊富です。このブログの体験談もほとんどはこのサイトからお借りして訳しています。エリスのサイトを見てFemDomの関係に踏み切れたといった夫婦が結構いるのはすごいと思います。このブログもそんな役割を果たせたらなんてたまに思うこともありますが、そこまでやるとしたら、自分もそれなりの覚悟を決めてやらなければと思います。まだそこまではいっていません。「ああ、こんな夫婦のスタイルもありなんだ」ぐらいに参考にしていただけたらと思っています。
日本でFemDom関係(寝室のみのプレイから日常生活すべての人まであわせて)を持っている夫婦って、どのくらいいるんだろう?って思うときがあります。まあ、少なくとも一組(笑)
日本のSM、FemDomの主流からはだいぶ外れたところで今年もひっそりと続けていこうと思います。
よろしくお願いします。