2008年9月9日:
私は夫との関係がほとんど振り出しに戻ったように感じます。
私は2年前、夫の生活、生い立ち、そしてそれが女性支配とどうつながってきたかについて聞いたことを記録しました。
例えば、彼が思春期に達したとき、それは始まりました。 彼に思い出させました。彼が初めてマスターベーションしたとき、彼は年長の支配的な女性に支配されることを思い描いていたことを。
私はこれを記録し、そして彼の思いを想像したものでした。
そのころから彼の女性によって支配されたい願望は頭をもたげてきたのだと思います。そして、私がそれを具現化したのです。
他にも、彼が幼年時代、姉によって女の子の格好をさせられたことなど、いろいろあります。
彼は、自分の人生は、いずれはドミナント女性の奴隷となるであろ、そしてそれが自分の宿命だと思っていたことを告白しました。
私は、彼がD / sの道具を購入し、そしてそれを使う機会を求めていた時期があったことも記していました。私は彼に、その頃デートしていた時の彼の内気な様子は、ドミナント女性にはとても魅力的に映っただろうということを話しました。
そして次は、もちろんですが、私が彼の前に現れたのです。
私は彼との関係に多くの時を費やしました。
この記録文の締めくくりとして、私が彼を、これから将来どうしていきたいかを書き加えました。
私はこれから彼を、もっと私の影のように従わせたいのです。
彼の生活を、私の思い通りにコントロールしていきたいのです。
そして私は、私が婚外交渉の冒険をするとき、彼がどのように行動し、振る舞うべきかを書き記しました。その中で、彼の(サブミッシブ願望の)引き金を引く言葉を入れておきました。
私はそれをプリントアウトして、彼をベッドで私の隣に横にならせて、読ませています。 文書の中で、キーになる部分を読ませるときに、彼の気持ちを高ぶらせるために、私の胸をしゃぶるらせたり、あるいはプッシーの匂いをかがせます。
これは驚くべき効果を上げました。
ふつう1週間に1度これをしていますが、彼は1週間の間、すごくいいサブミッシブでい続けます。
今、こんなことをしながら、私は(彼との関係を)根本的に作り直そうとしているのです。
2009年1月5日:
私はクリスマスを前に、何着かのセクシーな衣装を手に入れました。
そして私たちはよくプレイします。新しい衣装を見たら、あなたもきっと着たくなります。
それで夫とプレイしたなら、家の外でそれを着てみたくなることでしょう。
これは私が着るよりも、むしろ夫に着せた方が楽しいことができると言って、夫をからかいました。
私が仕事を始め、それ以来旅行をすることが多くなりました。 私は他の男の気を惹くことに関しては、あまりできなくなりました。もちろんやろうと思えば簡単です。ハンサムな男をたくさん引っかけたこともあるのですが、最近は全くしません。
それは私の気持ちが今のところ自分と夫だけに向いているからです。
私がもっと彼の中に入って、彼のサブミッシブ願望をふくらませることができたとき、初めて彼は私の男遊びを喜んで受け入れる準備ができることでしょう。
そうなったら私たちは楽しいと思います。すばらしい冬になると思います。
2009年3月14日:
私の夫との私の関係は今までよりすてきです。
私はやっと、私たちにふさわしいバランスを見いだせたと思います。
私は24時間/週7日、支配者として君臨し、すべての決定をします。しかし、もう彼を奴隷としては扱いません。 彼が私との距離を感じすぎてしまったために、うまくいかなくなってしまったのです。
また、私は、少なくとも今のところ、そして多分永久に、彼を寝取られ男にするのをやめました。 彼が感情的にそれを処理することができないということが分かりました。 これまで一年間にわたって私はおそらく15から20回3人の異なった男性と寝ました。1人はラリー、 別な1人は3回だけ、もう1人はたった1回だけです。
私はそれをして、満足しています。なぜなら、、私は夫に対して、それをいつでも行える権限を持っていることを知らしめたからです。
しかしながら、私は今それを続けて得るものはありません。クリスマス前にIra とデートしてから、私たちの結婚生活はすっかり良くなりました。
私はまた、永久の射精拒否も断念しました。 それは Ira には無理だったのです。それは若干の男にはできるのかもしれません。しかし彼は隔週かそこらにオルガスムを必要とします。さもなければ彼は不機嫌で気難しくなります。
けれども私たちは、まだ「セックスは女性の喜びのためのものである」という哲学は真実であると考えます。そして Ira はどんな時でもどんな場所でも私に命じられれば、私を楽しませます。そしてほとんどの場合、彼はお預けを食らいます。
2009年6月3日:
私は、私たちの結婚の絆が今までより強くなったということを喜んで報告いたします。
女性の支配は我々の関係の重要な部分ですが、同時に私たちは親友です。
私たちは、自分たちの有効で適切なバランスを見いだしました。
私は自分の思い描いた高いゴールを若干下方修正しなければなりませんでした。そして Ira は、彼の空想の若干が現実的ではなかったことを悟るようになりました。
我々のプレイは今までよりすてきです。
以前、私は自分の計画遂行の一部として彼を支配しました。
今、私は、楽しみのために、そして彼に、私が彼の上に君臨する立場であることを思い知らせるためにそれをしているのです。
彼は決してそれを忘れることはないでしょう。ここで終わりになっています。
これは、いつだったかのオンラインマガジンPredominantの連載 "Dominant wife's journal"に載っていたものを訳しました。いつもながら「意味が通じりゃいいだろ」のアバウトな訳です。
この手記は、恋人によってFemDomを知った女性が、夫の奴隷化を目指して関係を進めていくプロセスを綴ったものでした。数々の試行錯誤と失敗を繰り返した後、最後は安定した関係を見いだしていきます。
この手記は、恋人/夫婦でのFemDom関係を維持していくことの難しさ、ファンタジーと現実のギャップが、女性の視点で生き生きと綴られていて、とても勉強になりました。
女性中心、女性優遇の関係は、女性にとってメリットは大きいです。
しかし、夫婦、カップルでのドミナント女性は、常に、「夫(あるいは恋人)を喜ばせ、満たす」ということに心を砕いています。
この手記を書いたDebraは、夫に次々に家事分担をさせ、オルガスムの回数を減らし、次々と彼の自由と権利を奪っていき、奴隷化しようとしています。きわめて利己的です。しかし、それが夫を満たし、興奮させているということが、彼女の中で強力なモチベーションになっています。
だから、夫の反応、表情を彼女はすごく気にしているし、時にはそれですごく気持ちを揺さぶられます。
いじめられ、貶められた男性が満足することがわかっていて、初めて女性は安心して男性を責めることができるということでしょう。愛情関係で結ばれたカップルにおいてはこれは不可欠な要素です。
賢明な女性Debraは、最後に自分と夫の欲求とキャパシティを把握し、2人にふさわしいバランスを見いだしました。
示唆に富んだ手記ですね。