おっ衝撃的なタイトル!
こんな漫画があったの?
homerさんのブログで紹介されていたのを読み、早速(でも全然ないんですが)読んでみました。
女性Sと男性Mの夫婦ということで、興味津々でページをめくっていきました。
作者の六反りょうさんは、漫画家の仕事をする傍ら女王様の仕事もやっていて、そこで知り合った男性と結婚し、夫婦生活を続けているということでした。
マゾ夫との結婚生活の実話をおもしろおかしく描きながら、世の女性にマゾ夫との結婚を勧めるというスタイルがうれしいですね。
読んでいると「あるある」がいっぱいです。
M夫がしつこいので頭にきて尻をひっぱたいたら実はM夫がそのつもりでわざとやったことだったというところ。同じシチュエーションはないけど、こういう夫婦なら似たようなことは必ずあるはずです。
あと、妻の方に落ち度があっても、そこで強く出ると、M夫の方はあっさりと折れてかえって満足してしまうというところとか。
カップルでは、必ず女性の方が「相手に気に入ってもらわなくちゃ」という気の使い方をするものです。女性の方が男性に合わせることが多いです。S女M男のカップルでもそれはあると思います。が、女性の側が、一皮むけて割り切ってしまえば、そういった緊張感がグッと減らせるのです。しっかりとSとして君臨してくれるならば、多少わがまま言おうが、少々おデブになろうが、歳をとって容姿が多少衰えようが、M夫は変わらぬ忠誠を尽くすでしょう。
これを読んでそれを少しでもわかってくれた女性たちが増えたらうれしいですね。笑わせてくれるので抵抗なく読めるのもいいですね。
homerさんのブログには、六反さんのサイン会には若い女性が多かったって書かれていました。この作品は案外画期的かなあって思います。
この夫婦の微妙な力関係が見ていて非常に興味深いですね。
ただ、作品中にもあったけど、子供できるとこの関係にとっては「試練」だろうなって思います。
子供への影響とかもあるけど、それ以前に子育てにエネルギーを注ぎながら、夫婦のSM関係を維持していくのは大変なエネルギーがいると思うのです。
でも、今後も応援していきたいですね!