久々に自分のことについて書いてみようと思います。
私はD/sプレイで一番感じるのは、相手と自分の強弱関係(力関係)です。
私は、自分が「弱い立場」にある状況がすごく好きです。自分が弱い立場にあると感じると、それだけで興奮して熱くなってしまうのを感じます。
もっとも、普段の社会生活の中ではそんなことを感じることはありません。セクシュアルな喜びを共有し合うパートナーとの間でのみのことです。
プレイの中で拘束されたりお仕置きをされたりいやなことをされたりといったことは、強い相手に思い通りにされてしまう自分の弱さを感じるからじゃないかなって感じます。(これはみんなに共通するとは限らないのですが)
だから、プレイ以外の時でもそんな力関係を思い知らされるとわくわくしちゃうときがあるんですよね。
上の写真、男性が女性に叱られてるみたいです。女性の表情がちょっと険しいです。手には鞭を持ってますね。男性のおしりが赤くなっています。お仕置きされたんですね。でも、女性の怒りは収まっていないみたいです。これはひたすら謝って、さらにお仕置きを受けるしかないですね。
「おまえ、反省した?」
「はい・・・・」
「じゃ、二度と生意気な態度取るんじゃないよ。いいわね。」
「わかりました。・・・本当にごめんなさい・・・」
といった会話でも交わしているシチュエーションでしょうか。
女性の方はだいぶ落ち着いていて、怒りも収まったようです。
お仕置きというのは両者の立場をいやがおうにもはっきりとさせるものですね。
「あんた、私の言うことに逆らうっていうの?」
「いえ、逆らうなんてそんな・・・」
決定権を握られてしまっていて、逆らうことができないというのはなんとも弱い立場です。
無力さを思い知らされるのは興奮します。
でも、一緒に生活するパートナー同士だったらこれはなかなか難しい問題を引き起こしかねません。
これが現実生活の中でFemDomを実践する難しさですね。
立場が弱い側は、時にはひっぱたかれることもあるかもしれません。力関係がはっきりしている関係では。
これはFemDomの関係では虐待には当たらないでしょう。
だって、寝室でのプレイがちょっと外にはみ出してしまっただけですから。
「ちょっと、私の話聞いてるの?」
「あいたた、聞いてます。聞いてますよ。」
弱い立場の男性は、耳やほっぺた、鼻などをつまんだり引っ張ったりといったことも日常的にやられます。
面白半分でやられることもあるでしょう。
今は夫が家事仕事をするのも普通になってきていますが、仕事をしているのにそれに注文をつけられたり至らないところを指摘されたりといったことをされるのは頭にくるものです。でも、自分の弱い立場をわきまえて受け入れてしまうと、逆に興奮してきます。
この画像みたいに裸で家事させられるのだと最高ですね。
貞操器具での男性器支配は、おそらく2人の立場の違いを決定的なものにするでしょう。男性は、とにかく出してもらいたくてしょうがないので、女性の言いなりになるしかないのです。一方の女性の方は、鍵をちらつかせればパートナーの男性は自分の思いのままにコントロールできるのです。女性の立場を最大限に強め、男性の立場をとことん弱める究極のアイテムといえるのではないでしょうか。
立場が弱いことに興奮すると書きましたが、同時にそれは自分の意思が通らないことも意味します。たとえば顔面騎乗をしてほしくても、強い立場のパートナーからあっさりと無視されるかもしれません。また、マスターベーションや射精、エロチックなビデオなども禁止されたなら、それに従わなければなりません。
これは楽しいことなのか?
答えは出ませんね。
楽しくもあり、楽しくもなし(笑)
そういう意味で、私たちは矛盾を抱えた存在なのだと思います。