新年あけましておめでとうございます。
今年も地味にぼちぼちやっていきますので、よろしくお願いします。
新年最初の話題は、全然新しい年とは関連のないことを。
痛みや苦痛はなんで快感につながるんだろう
ということについてです。
Alt.Sex.Bondageのニュースグループで、昔BDSM入門みたいな企画があって、その中でどうして痛みが快感たり得るのかという記事があったのでそれの訳を引用してみます。
SMを知らない人は、SMプレイで行われる苦痛を伴う行為の魅力が理解できない場合が多いようです。叩かれるのどこが楽しいのでしょうか?あざをつけられて何がうれしいのでしょうか?
(途中略)
よく用いられる説明として、苦痛を和らげるために脳はエンドルフィンと呼ばれる脳内麻薬物質を生成しているというものがあります。これによりハイな状態になるのです。「ランナーズハイ」といわれる状態は、肉体を酷使することでエンドルフィンが出ることによって生じます。トウガラシを食べた後の快感も同じ原因によります。これこそSMプレイで鞭打たれたりスパンキングされたりすることが楽しい理由なのです。それは苦痛ではなく快感なのです。とりつかれたように練習する運動選手は、こういった化学的な反応を起こすほど体を使うことを楽しむ本質的なマゾヒストと言えます。この論によると、苦痛によって、それを和らげるために脳内でエンドルフィンが分泌されることによって快感が得られるということです。
なるほどと思います。でも、正直なところ、今ひとつ実感はありません。
私はよく画像にあるような、尻が真っ赤になって血がにじんでいたりするようなハードなむち打ちは受けたことがありません。また、ほとんど本気のすさまじいボール蹴りも受けません。だから、実感がないといっても、それをしている人には実感があることなのかもしれません。そういう人でないと、この論を肯定したり否定したりはできないのでしょう。
私がこの論で疑問に思うのは、「痛み」「苦痛」そのものに対してエンドルフィンが出るのだとしたら、ドアに手を挟んだり、頭をぶつけたりしても快感が得られることになってしまうのではないかということです。神経レベルだけで説明するのはちょっと無理があるのではないかな?と思ってしまいます。
私個人の考えとしては、苦痛や痛みそのものでなく、苦痛を与えられ、苦しんでいる自分に興奮しているように思います。相手の思うままにされ、一方的にやられているという無力感、屈服感に心がビンビン反応しているのを感じます。だから、痛みと快感は必ずしも比例はしていないと思うのです。
SMプレイは、すごく心理的な要素が大きいのではないでしょうか。認識した状況を、頭の中で快感に変換しているみたいな。
これって、他の人もそう感じていることなのだろうか?それとも、ハードなプレイをしている人は違った感覚なのだろうか?
ウーン、理屈っぽいな。