私の仕事の同じ部署に、あまり好きになれない人がいます。
私よりちょっと若い独身の女性です。
仕事はできるのですが、どうも自分勝手です。勝ち気で、自分の意見を無理矢理でも通そうとします。何しろ気が強いです。
自尊心が強くて、他人に遠慮をしません。もちろん本人なりに気を遣っている場面もあるのはわかりますが、少なくとも周りの人は遠慮のない人だとみんな思っています。
はっきり言って、「傲慢」です。しばしば他人を見下したような態度を取ります。
ふと思いました。
この人の性格って、「ミストレス的?」
勝ち気で攻撃的な女性、こんな性格の女性が、しばしば体験談の中にも出てくるぞ!
だとしたら、私はこの人に魅力を感じているだろうか?
この人の前で犬のようにひれ伏し、命令されたいだろうか?
この人に足蹴にされ、むち打たれたいだろうか?
私の結論は
「否」
です。
攻撃的な女性はすてきです。勝ち気な性格ならそれに圧倒されてみたいという気持ちもあります。でも、それは絶対的なものではありません。
そのベースにある何か、それが重要な気がするのです。
たとえるなら、どんなに美しい女性でも、性格が合わなかったら本当に愛することができないようなものです。
ミストレスと奴隷の関係は、加虐と被虐、支配と服従という関係で成り立ちます。
でも、、そのベースとして、恋愛とはイコールではないとしても、相手を好ましく思い、相手の本質に共感する気持ちを持ち、そして、相手を満たし、喜ばせたいという気持ちが湧くということが絶対条件なのではないでしょうか。
残念ながら、私は彼女を人間的に尊敬できません。コアな部分に何か重要なものが欠落しているような感じがしてなりません。もしも私が彼女にサブミッシブとして仕えたとしたら、それは私が彼女の「勝ち気で攻撃的」という性格の一面を単に利用したにすぎないということなのでしょう。
こう考えてみると、形態は全然違うけど、D/sと恋愛は、本質的に同じものなのかもしれないと感じてしまいます。
「Love and Secret」更新しました。ほぼ全面リニューアル。
「Pretty Domina」に改題しました。