こんなことを書くのは久しぶりなのですが。
ふと思います。
日本人男性の,いったい何パーセントがM/サブミッシブなんだろうって。
国勢調査ではもちろんこんなことは調べません。(調べるわけありません)
民間の調査だってそんな調査は見たことがありません。あったとしてもお話にならないくらい信頼性は低いでしょう。
そもそもそんな調査をしても正直に答える人なんてどれだけいるのでしょうか。
マーケットのデータとしての利用価値はあると思いますが、いかんせん調査のしようがありませんね。
同時に知りたいのは、夫婦でSMプレイ(もちろん妻がS)をやっているなんていう夫婦がどれだけいるか。24/7の夫婦がどれだけいるか。
こちらはもっと調査不能だと思います。
どのくらいの男性がM/Subなのか。
今推測できるとしたら、SMクラブ、中でも「女王様」タイプのプレイをするクラブの数から考えて推測してみることかなと思います。それなりに数はありますよね。もちろん普通のソープなどの風俗に比べるともちろん絶対的に少ないですが、でも、一定数はしっかりあります。きわめて当てにならない予想ですが、全男性の10%弱ぐらいはいるのではないでしょうか。
以前、ここで書きましたが、マゾヒスト(サブミッシブ)というのは性的マイノリティだと思います。LGBT以上のマイノリティではないでしょうか。なぜなら同性愛以上にカミングアウトしにくいと思うのです。また、カミングアウトしても理解されないことが多いと思います。
たとえばアメリカの大統領候補が「自分はゲイだ」と言ったとします。そのことで選挙は不利になるでしょう。同性愛でない人は、この自分と違う性癖に好感情は持たないでしょうから。それでも、表面上それを批判しません。批判しようものなら、世論に「マイノリティへの差別だ!」袋だたきにされるでしょう。さらには、それを公にした勇気をたたえる人もあるでしょう。ある意味プラスに作用する部分もあるかもしれません。
しかし、もしも、「自分は性的にサブミッシブだ。」と公言したら、どうなるでしょう。まず、世間の冷笑を浴びます。大統領としての資質も疑われるでしょう。それだけで「頼りない」「自己主張なんてできないだろう」「女性団体の言いなりになるに違いない」「むち打たれたら何でも言いなりになってしまうのではないか」「外交でも相手国にいいようにやられて喜んでいるような男だろう」などと、軽蔑されることでしょう。
実際は、サブミッシブはひざまずいたりいじめられ、やっつけられて興奮したりするのは特定のパートナー(またはクラブの女王様)だけで、自己主張もけんかもするのですが。そんなことは理解されないですね。
おそらく今後も理解されることのないマイノリティとして存在していくのだと思います。