最近、ちょっと考えていることがあります。
「かかあ天下」と、「Female Domination」(FemDom)の違いはどこにあるんだろうって。
以前は、悩むまでもなく、明快に答えを出していました。
それが、「セクシュアルであるかどうか」というはっきりとした違いがあると理解していたのです。
寝室で責められるのがFemDom、台所やリビングで文句を言われるのがかかあ天下。
手に鞭を持って命令するのがFemDom、手に電卓、あるいは家計簿なんかを持って命令するのがかかあ天下。
実生活と関係ないのがFemDom、実生活と関係あるのがかかあ天下。
革の衣装に身を包んでいるのがFemDom、エプロンつけているのがかかあ天下といった具合に。
しかし最近、区別、境界が、曖昧に感じられてならないのです。
「ひざまずきなさい。」
「裸になって四つんばいになりなさい。」
「靴を舐めなさい。」
といったことを言われたら、もちろん興奮します。
でも、日常の生活の中で、きついことを言われたとしたら、どうでしょう。
「なにやってるの、しっかりしなさいよ。」
「ほら、私の言ったとおりにしないとだめでしょ。」
「ふざけないで。おこるわよ。」
・・・・・
私の場合、こんなこと言われたら、状況にもよるのかもしれませんが、ちょっと興奮してしまいそうです。
これって、全然セクシャルな言葉じゃないですよね。
でも、立場、力関係そのものに感じてしまいそうです。こんなのって、私だけでしょうか。
私の場合、FemDomと、かかあ天下の明確な区別をつけるのは本当にむずかしいのです。