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この2つの画像、男女のポーズが酷似しています。ポーズだけでなく、女性が座っている場所の装飾までよく似ています。
何らかの関係がある画像だと思うのですが、そのつながりは不明です。
作品の細部を見ると、どうも同じ人が作ったとは思えません。
こんなに似通ったポーズのものを違うアーティストが作るとはどういうことなのでしょうか。
モデルは全然違いそうです。
どこからの頂き物か覚えていませんので、調べようもありません。
でも、これ、どう見てもFemDomアートですよね。
難しいですね。
男性の踵をみると完全に座り込んでいるか否かという違いはありそうです。座り込んでいると服従を印象付けらる気がします。
女性の首の角度も異なります。見下すのと試させてあげる違いはあるのでしょうか?
難しくて分かりません。
まためずらしい画像を見つけられましたね~毎度ながら、感心いたしますわよ。。。
2つの画像を見て、感じたことですが、1枚目の画像の方が、リアルな感じがします。実際に、女性のモデルがいて、女性上位主義のカップルのご要望を聞いて、彫刻家が、美しいと思う彫刻をオーダーメイドで作ったような印象を受けます。台座の作りも丁寧な感じ。飾るスペースもゆったりした場所がある感じです。
それに比べて、2枚目は、1枚目をコピーしたような、何となく、観念的な印象を受けます。台座の作りも簡素になっていて、スペースも、あまり、飾る場所に余裕がなさそうです。
ひょっとして、1枚目の画像を見て、似た様な彫刻で、ギリシャ彫刻っぽいものを作って欲しい、というオーダーがあって作られたのかもしれませんね。
いずれにせよ、お金に余裕がある方のオーダーがあって、初めて作られたのだと思います。
女性上位主義の彫刻家が、自ら表現したいものがあって作った、というよりも、やはり、女性上位主義者のオーダーで作られたような印象を受けます。職人は、ご注文があれば、ご注文主のご要望に応えようとベストを尽くします。女性上位主義者のカップルのライフスタイルをお聞きしながら、ご注文主が望む美しさを一所懸命表そうとしたのかな~と想像し、彫刻家の試行錯誤を思い浮かべると、愉快です。あくまでも、私個人の想像でしかありませんが。きっと、不思議な愛の形にインスピレーションを受けながら、作ったのではないでしょうか?1枚目の方が、そのような力を感じます。肉体の表現も、1枚目の方が、自然で美的だと思います。彫刻界では、女性上位主義者を題材にした、歴史的な作品といえるのかもしれませんね。
踵に注目されましたか。
私がまったく気づかなかったところです。
踵の違いで服従が印象づけられるか否かという視点は、勉強させていただきました。
ところで、下の画像、男性はなにやらパンツのようなものを穿いていますね。それを考えると下の方がサブミッシブ的要素は薄いかも。
芸術家視点の評論、じっくりうなずきながら読ませていただきました。
>ひょっとして、1枚目の画像を見て、似た様な彫刻で、ギリシャ彫刻っぽいものを作って欲しい、というオーダーがあって作られたのかもしれませんね。
私としてはなんとなく納得できる説明です。
2つの作品がまったく無関係ということはとうてい考えられません。
そして、2つの作品を見比べた場合、上の作品がすでに作られており、それをアレンジして下の作品を作ったと考えるのが一番妥当な気がします。
下の作品は、上の作品を「きれいに作った」感じです。
私のうろ覚えですが、カミーユクローデルの作品に、女性の裸体にひざまずいた男性が接吻する彫刻があったような気がします。あれはこれほどFemDomっぽい雰囲気はなかったような・・・
多分、私の想像ですが、1枚目の彫刻は、お値段が高かったのではないかと思います。それで、1枚目の彫刻を見たカップルが、「すてき!私たちも作りましょう!」と話し合って、違う彫刻家を探し、もう少し安くできる方法を相談しながら、2枚目の彫刻を作ったのではないか、と想像してしまいます。そして、出来上がった彫刻に、それぞれ、ご注文主は満足され、せっかくなので、公開しましょう、と、2枚目のご注文主のかたが、1枚目にも敬意を表して、2枚の画像を投稿されたのではないかな~?と推測します。私が、2枚目の彫刻で、好きな部分を挙げるとしたら、女性の表現が、顔や肉体は、可憐でありながら、見下ろした感じの頭部から肩までのラインが、意識的に、Mistress的な「強さ」を表現しようと、作者が気を配っているところです。あと、男性の表現も、1枚目も、2枚目も、女性を崇拝し、耽溺している感じを、それぞれ、作者が感情移入しながら、表現しようとしているところも、良いと思います。いずれにせよ、身の周りを、自分達のライフスタイルをテーマにした美的なもので飾ろうという気持ちは、とてもすてきだと思います。芸術は、作者が、生み出そうとする気持ちも大切ですが、鑑賞したり、使ったりするかたがいてこそ、新しいものが生まれる側面も持っていると思います。彫刻は、純粋芸術の中でも、絵画と並んで、高く評価されている分野ですし、すてきな彫刻が生まれて、良かったと思います。(カミーユ・クローデルは、イザベル・アジャーニが主演した映画が公開されたとき、興味を持ち、見たいと思いましたが、ずっと忙しく、見れないままで残念です。今度、レンタルビデオなどを探してみようと思います。)
2枚目の台座の上の男性の配置のことですが、ひょっとしたら、男性の力関係を示すために、わざと、コーナーに配置し、台座からも足がはみださせるように、計算して表現したのかな~?という推測もしました。。。考えすぎ?
>芸術は、作者が、生み出そうとする気持ちも大切ですが、鑑賞したり、使ったりするかたがいてこそ、新しいものが生まれる側面も持っていると思います。
芸術を造る側の視点で捉えてらっしゃるあたり、さすがだなあと感心しました。自分の芸術であることを意識しつつも、それを望む者の気持ちも意識しながら、その背点、あるいは融合点といったものを求めていくものなのでしょうか。
そんなことを考えると、「あ、そういうもんなんだ」と感心する自分は、芸術家とは相当かけ離れた場所で日々を過ごしているんだなと改めて思います。
私も含めて、芸術家はまわりのことなど考えず、頑固に自分の美意識を追い求めていくものというイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。
ところで、この彫刻を注文した人は、どこに飾って置いているのでしょうか。たぶん隠す気もない24/7のFemDomカップルなのでしょうね。
古い記事に失礼いたします。
こうして想像することこそ楽しく、無粋ではあるのですが、どうしても気になったので調べてみました。
1枚目は、ステファン・シンディング(Stephan Sinding)というノルウェー生まれの彫刻家の『Adoration I 』という 1910年(1903年?)の作品です。崇拝、敬愛、という意味です。
有名な彫刻家の方だそうで、男女の像は多いですね。The Slaveという縛られた男性の彫刻もありますので、お客さんにそういう方がいらしたのかもしれません。
お客さんは、性癖をオープンにされていたというより、神話上や歴史上のモチーフという名目で飾られていたのではないでしょうか(たとえば大地の女神への敬愛で豊作を祈っている、ですとか)
二名目は活人画です。二枚目がどうしても彫刻に見えなかったのが調べたきっかけなのですが、Olga Desmond というポーランドのダンサーが『Adoration I 』の格好とポーズをしているのです。言ってしまえばコスプレになりますが。これをやってわかるぐらいに、有名な彫刻なのでしょうね。彫刻よりも綺麗と言わしめてしまうオルガさんすごい!と思いました(笑)
無粋ですが、それぞれのお名前で検索してみても面白かったので、一筆。失礼いたしました。
コメントありがとうございます。
よく調べてくださいましたね。どういう方法で調べられたか存じませんが、すごいですね。
2枚目が彫刻でないというのは言われてみると、髪の毛のあたりとか確かにその通りだと感じます。それでも、言われるまで全く気づきませんでした。観察眼に脱帽です。私の観察眼では、「同じ人が作ったものではない」というあたりまでですね。
どうして一人の作家の作品でないとわかっているほとんど同じポーズの画像が2枚あったのか、納得がいきました。
また、よろしくお願いします。
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