もしも24/7の関係に入る覚悟を決めたとしたら、
でもそれでもあんまり過酷な日々には耐えられそうにない・・・
じゃあ、その辺のところをパートナーとうまく取り決めすることができないものだろうか?
今回はそこから考えてみたいと思います。
24/7の夫の生活について、体験談から引用してみます。
>典型的なドミナント妻とサブミッシブ夫の結婚では、家庭内では男性はまったく従属的であることを期待されます。彼はドミナによって規定されたすべてのルールに従うことを求められます。そして彼はまた、いろいろな問題に彼女の意に沿うよう対処し、常に彼女のニーズを満たすことを期待されます。
>私たちが1日24時間/週7日の関係に進んだとき、私は彼が料理の大部分と他の家事すべてをすることを要求しました。彼の仕事と、私が彼に要求した家庭の任務のために、彼は極めて少ししか自由な時間がありませんでした。
>すべては彼女の名義の下に置かれます。家、自動車、他の資産、銀行預金口座は彼女の名義に変更されました。 実際私たちが共同の所有権だったものが、すべてが彼女1人のものにされるのです。
私は予備の寝室に移されるはずでした。 彼女は寝室を占有するでしょう、彼女が私にそうすることを許さなかったなら、私はもう妻と寝ないでしょう。
彼女は永久に私のものとなるであろう家事仕事のリストを説明しました。あなたがイメージするすべての下働きの仕事です。料理以外のすべてです。もし彼女がそうしたい気分でなかったら、私がそれをするでしょう。
彼女が1ヶ月にどれぐらいお金を使えるかについて、設定しました。私にもほんの少し割り当てられました。
その他に、彼女が他の恋人を作ることができること、私にはそれが許されないこと、そしてマスターベーションは許されないことが条項として加えられました。こんな体験談を読んでいると、本格的な24/7FemDom関係での夫は、今までの生活とは完全に切り替えて、隷属の喜び以外は捨てるつもりで生きていくしかないのだという感じがしてしまいますね。
でも、必ずしもそうでもないパターンもあるように思います。
中には「妻の言葉に従うというルールだけでスタートした」といった、比較的穏やかな形でのFemDom関係に入った夫婦もあるようです。細かな家事分担や罰則などは何も決めずに。
隷属に生きる決意の人は取り決めなんてとやかく考えることはありません。あとは奥様の意のままに・・・
でも、そこまでの覚悟はなくて、今までの生活にも未練たらたらの、それでも24/7にもあこがれがあるといった人の場合を考えてみましょう。
事前に2人でどんな取り決めをすればいいのでしょうか。
24/7のFemDom夫婦における取り決めは、おおよそ次のようなものです。
①妻の命令に夫が服従すること:どのようなことは除外するか、どのようなときに夫が拒否できるか
②家庭生活での諸事でどこまで妻が絶対的権限を持つか
③夫が行うべき家事労働および妻への奉仕
④家計に関する権限(妻がどこまで家計を支配するか:夫にどの程度の小遣いが許されるか)
⑤性生活の取り決め(夫に許される妻への要求)
⑥妻による夫の射精の管理(マスターベーションは許されるか、貞操器具着用について)
⑦妻が婚外性交を行うことが許されるか
⑧妻による夫への罰則
⑨他人の前でどう振る舞うか
だいたいこんなものですかね。
資産の名義とか、法的権限とか、夫の服装に関する制限とかもあるけど、一般にそこまではしないと思って除外しました。
お互いに話をして、これらの項目について同意しておきましょう。もちろん細々例外事項ばかり作りすぎると妻の方がうんざりしてしまいますからこだわらない項目については「妻の全権」を認めていきましょう。
どうしてもこれだけは許してほしいということがあったら、初めに約束を取り付けておいた方がいいです。
個人的には、⑦はなんとしても除外してもらいます。あと、⑥も大目に見てもらえるようお願いしますね。(でも、関係が進んできたら受け入れちゃうかも・・・・)
最初に取り決めをするのは、夫が過酷な生活にならないようにすると同時に、妻の側に安心を与えるという意味があります。
約束したことに関しては、夫は絶対守るのだから、安心して自分の裁量で事を進められるという安心ですね。そうでないと妻の側も何となく不安で自信が持てないでしょう。
夫が必ず約束を守るならば、24/7は妻にとって楽しくメリットの多い関係のはずなのです。
やはり約束したことを文書にして確認し合った方がいいのでしょうか。
あと、お互いが対等の立場で関係について話し合う時間を定期的に持つことを決めておく方がいいと思います。支配者と服従者の立場を崩すことなく、夫の側も遠慮なく意見を言える場を持つことも必要でしょう。たとえば、お仕置きをされた夫が、「生ぬるいです。もっと本気でやってください。」などとは言えません。妻は不快になるばかりか、自信をなくすでしょう。対等に話し合う場で、「スパンキングはもっと強くやってみてほしい。」と言ってもらう方が受け入れやすいでしょう。また、妻の側も夫がどの程度満足しているのか、興奮しているのか、率直な感想を知りたいと思うはずです。なにしろ夫の側は普段不平や不満を口にすることはできない立場ですから。夫の気持ちを知ることは妻の自信と安心につながります。(体験談などでは、夫を厳しく支配している妻が、夫が満足しているかについてすごく気にしている記述が見られます)
とにかく言えるのは、2人とも関係を楽しめていることが一番大切だということですね。